中小企業診断士の年収の推移

ジャンプできる目次

中小企業診断士に関するアンケートデータ

一般社団法人中小企業診断協会のページに「中小企業診断士に関するアンケートデータ」があったので眺めていたところ、「あなたのコンサルタント業務の年間売上(又は年収)はいくらですか。」という質問がありました。

出典:データで見る中小企業診断士2016年版(https://www.j-smeca.jp/contents/data2016/p05.html#q19

年間100日以上活動している診断士を対象に、年間の売上を聞いたようです。2005年、2011年、2016年、2021年の4回の回答結果があります。

中小企業診断士の年間売上の推移

この資料ではそれぞれの年に対して、「前年に比べて〜」というコメントがついてますが、統計は傾向を見ないとだめだよなと思って、4年間の推移をまとめたものがこちらになります。

Screenshot

年収の推移についての考察

最新2021年の801〜1000万円が56%で突出している他、300万以下が減少していることが明らかになりました。東京都の平均年収が475万円であることを考慮すると、なかなか夢がある金額なのかなと思います。

ただ、このアンケート。回答は必須ではありませんし、年収を裏付けする確定申告書等の提出も義務付けられてません。見栄を張った金額で回答したり、年間100日も活動していなかったりする先生を考慮すると、全体的に低く見積もった方が良さそうです。

ちなみに2021年の回答数は1179件でした。中小企業診断士の数が約27000人、信頼度95%、精度5%に必要な回答数は379件なので、統計学的には十分な回答数です。

シェアお願いします!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

千葉と東京を中心に中小企業の支援を行っている中小企業診断士です。千葉県中小企業診断士協会理事、生成AI研究会幹事。
2019年診断士取得、毎日着物生活は6年目に突入しました。穏やかな語り口と着物の見た目から、経営者の悩みを聞いたり、従業員の本音ヒアリングを得意としています。
セミナー、執筆、経営相談など、お気軽にお問い合わせください!

コメント

コメントする

ジャンプできる目次