先日、神奈川県行政書士会の研修会に登壇し、「生成AIを活用した補助金申請支援」というテーマでお話しさせていただきました。
当日はオンラインと会場のハイブリッド形式での開催で、多くの行政書士の先生方にご参加いただきました。今回はその時の様子をお伝えしたいと思います。
なぜ今、生成AIなのか
補助金申請のサポートをしていると、ヒアリングや事業計画書の作成に膨大な時間と工数がかかります。AIが登場する前の時代では、ヒアリングから事業計画書の作成まで完了するのに、合計で40時間以上かかることも珍しくありませんでした。
しかし、近年目覚ましい進化を遂げている生成AIを活用することで、この作業を大幅に効率化できます。今回の講演では、ChatGPTのようなツールを使って、どのように補助金申請業務を効率化できるか、具体的な方法を事例を交えてお話ししました。

講演で伝えたかったこと
私が特に力を入れたのは、単なるツールの紹介ではなく、「どうすれば生成AIを使いこなせるか」という実践的な部分です。
また、補助金申請において最も重要なのは、経営者の「思い」を事業計画書という形に落とし込むことだと考えています。
事業計画書は、単に補助金を得るための書類ではありません。経営者が心に描いているビジョンや情熱、そしてそれを実現するための具体的な戦略を、客観的かつ論理的に整理するためのツールです。私たちは、経営者の思いを深く汲み取り、それを未来を切り開くための羅針盤へと昇華させる伴走者です。
このプロセスに生成AIをうまく活用することで、より本質的な部分に時間を割くことができ、お客様の事業をさらに力強くサポートできるようになります。
参加された先生方からは、「具体的な工数削減時間がすごく勉強になりました」「具体的な事例を挙げてくれたのが良かった」といった温かい感想を多数いただきました。また、「言葉の使い方に言及するのは安っぽくなるのでは?」という厳しいご意見もいただき、今後の改善点として真摯に受け止めております。貴重なご意見をありがとうございました。

最後に
お忙しい中、ご参加いただいた先生方、そして貴重な機会をくださった神奈川県行政書士会の皆様に心より感謝申し上げます。
今回の講演が、皆様の業務効率化の一助となれば幸いです。今後も、中小企業の支援に役立つ情報を積極的に発信していきたいと思います。
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