中小企業診断士がWPでブログを始めるときに気を付けること

診断士として活動を始めて6年目になります。これまでは窓口相談や専門家派遣など、依頼されて単発で行う業務が多かったんですが、これからはセミナーや顧問契約などにシフトしていこうと思い、このブログもテコ入れを行いました。

なんで最初からこうしなかったのかな…とか、もっと早く知りたかった!ことが色々あるので、これからWordpressでオウンドメディアを作っていこうとしている中小企業診断士の方のために、忘備録をまとめておこうと思います。内容は箇条書きなので、目次から気になるところだけ読んでください。

ジャンプできる目次

URLに日本語を使用しない

いや、別に使用してもいいんですけどね。

XやFacebookで拡散するときに、可読性の低いURLになるのが気になってました。後から修正するのはとても大変なので、先にどっちにするか決めておいた方がいいと思います。

たとえば、このHPのお問合せのURLは「https://sangetsuki.com/contact/」ですが、べつに「https://sangetsuki.com/お問い合せ」でもいいわけですよ。でも日本語URLにすると、SNSでシェアしていただくときに「https://sangetsuki.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E5%90%88%E3%81%9B」みたいになって、なんか見た目がよくないなと思ったわけです。

Googleの検索エンジン的には、各国の言語をURLにすることを否定していないようなので、別に日本語URLにしたからといって、検索順位が下がるわけではなさそうですが。気になる方は英語表記に統一しておいた方がいいんじゃないかなと思います。

日本語ファイル名の画像をアップロードしない

これも各自の判断になりますが、日本語のファイルをアップロードしない方がいいんじゃないかなと思います。日本語ファイル名の画像をアイキャッチに使っている場合、Facebookでシェアしてもらうときにエラーになることがありました。

これは私のWordpressの環境のせいなのか、それとも一般的なことなのかは分かりませんが、どうしても日本語のファイル名を使いたい場合(そんな場合ある?)を除けば、英語のファイル名を使った方がいいんじゃないかなと思います。なお、検索エンジンはファイル名とかも確認するようです。SEO的にはどっちがいいのかは私には分かりません。

有料のWordpressテーマを買おう

無料でも素敵なWordpressのテーマはたくさんありますが、やっぱり有料の方が圧倒的にいい感じのデザインが多い気がします。全部を調べたわけではないので分かりませんが。

有料のテーマはデザインだけと思ってませんか? このページみたいに勝手に目次を作ってくれたり、アクセス数を確認してアクセス上位の記事を表示してくれたり、「この記事を書いた人」を記事の最後に入れておいたり。デザイン以外の様々な機能を追加してくれるのも有料のテーマのいいところです。

WordPressをがっつり勉強して、そういった機能を自前で用意したり、色んな無料のプラグインを組み合わせたりしてもいいんですけど。HP立ち上げなんかを支援するIT系の中小企業診断士以外は、お金を払って有料のテーマを買って一式をそろえた方がいいんじゃないですか。

SWELLを買え

というわけで、私はSWELLというWordpressの有料テーマを使っています。SWELLについては別で記事にしたので、こちらもお読み下さい。

もう読んだという方は、とりあえず下記のバナー経由で買ってください。使わなくてもいいんでとりあえず買ってください。(私にお金が入ります。)

アフィリエイトを入れた記事には広告表示をする

2023年10月1日からステルスマーケティングが景品表示法違反になりました。記事中に置いてあるリンクはアフィリエイト広告であることを記載する必要があります。

毎回手動で書いてもいいんですが、SWELLにはPR表記を入れるかどうか、各記事に設定ができるのでとても楽です。

デザインとモチベーション

HPのデザインがいまいちだと、ブログを書く気力がなくなります。これは本当に重要。このHPのデザインが最高だとは思いませんが、モチベが下がらない程度の静謐なデザインではある(と思いたい)。

カレンダーとモチベーション

記事の右側にカレンダーを入れるのはやめておいた方がいい。同様に、何年何月に何個の記事があると表示されるやつも入れてはダメ。更新頻度が少ないと読者にバレてしまう。

読者だけならまだしも、更新頻度が少ないことが視覚化されて自分自身がヘコむ。ちょっとヘコんだら書かなくなる。数日書かなかったら数週間書かなくなる。数週間書かなかったら数か月書かなくなる。悪循環に陥るからカレンダーは消そう!(ちなみにココだけの話、私は2023年6月から2024年9月までの16ヶ月間更新してませんでした。)

グーグルアドセンス広告は入れるな

グーグルアドセンスの審査に通るかどうかは別にして、審査が通って広告を置けば確実に小銭が稼げる。でも中小企業診断士のHPとしてそれはどうなのかなと思う。

読者はたぶん経営者か経営指導員か同業者。その人たちに広告を見せるメリットは何もない。読者は記事を読むために貴重な時間を使っているわけであって、広告が視界に入る時間は無駄な時間です。気持ちよく記事を読んでもらうために広告は入れないようにしよう。

それに昨今はアドブロックも優秀になってきて、クリックされる確立もどんどん減ってます。ますますグーグルアドセンスはいれる意味はない。

商品のアフィリエイトは入れてもいい、でも報酬は期待しない

その代わり、商品のアフィリエイトは入れてもいいと個人的には思います。ただし、その記事に関係する内容に限ります。例えばこんな感じ。

もしこの記事から業種別審査辞典24200円×10冊を買ってくれた方がいたら、報酬率3%として7260円が手に入る。そんな人が毎月12人もいたら、年商が100万アップする!夢が止まらない!

まあ、そんな夢みたいなことは起こらないまでも。アフィリエイトを自分でやってみて経験することで、ネットにある記事がいかにポジショントークで書かれているかが分かるので、中小企業診断士として視野が広がると思います。

生成AIは活用する、でも活用しすぎない

生成AIを活用することで、短時間で効率的に記事を書くことができます。

例えば商工会連合会について何か書こうとした時、商工会連合会とは何なのかを解説しておいた方が読者にとって分かりやすい記事になります。このときにChatGPT等に「商工会連合会とは?」とか聞くと、それなりの文章を生成してくれるので楽ちんです。例えばこんな感じ。

もちろん、生成AIが100%正しいことを回答してくれることはないので、出てきた文章が正しいかどうかの確認は絶対に必要になります。その確認の手間を考慮しても、効率的な執筆ができると思います。

でも、生成AIに頼りすぎるのは専門家としてNGだと思います。今後(もしくは既に?)、生成AIを活用したアフィリエイトブログが大量生産されることは確実です。それらのブログに埋もれないように、中小企業診断士として専門性と公共性の高い記事を書きましょう。これはある意味自分への戒めとして立項しました。

記事のカテゴリとタグは最初に

ブログを始めたばかりの頃は、何について書いていくか決めていない診断士が多いと思います。そう、何も決めずにHPを立ち上げるくらいの勢いが大切なんですよ。がんばれ。

それで、何について書くか決めてなくても、将来書きそうなことを色々考えて、記事のカテゴリとタグをたくさん設定しておいたほうがいいと思います。後から「この内容で一つタグを作ろう」と思った時、過去の記事を全部見返してタグを再設定する必要があるからです。

SWELLの設定かどうかは分かりませんが、記事数がゼロのカテゴリやタグは表示されませんので、心置きなくたくさん設定下さい。

シェアお願いします!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

千葉と東京を中心に中小企業の支援を行っている中小企業診断士です。千葉県中小企業診断士協会理事、生成AI研究会幹事。
2019年診断士取得、毎日着物生活は6年目に突入しました。穏やかな語り口と着物の見た目から、経営者の悩みを聞いたり、従業員の本音ヒアリングを得意としています。
セミナー、執筆、経営相談など、お気軽にお問い合わせください!

コメント

コメントする

ジャンプできる目次