経営に役立つ!?中小企業診断士手帳

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日々の業務やスケジュール管理に欠かせないツールといえば「手帳」。

中小企業診断士として活躍する方々の中にも、紙の手帳を愛用し、予定やアイデアを書き留めている人がいます。一方で、スマホやタブレットを活用して、手帳代わりに効率的に情報を管理している人も少なくありません。紙の温かみとデジタルの便利さ、どちらにも魅力があり、それぞれのスタイルが活かされています。

今日は、日本中小企業診断士協会連合会が中小企業診断士向けに販売している「中小企業診断士手帳」について解説してみます。

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中小企業診断士手帳の買い方

各都道府県の中小企業診断士協会に所属していると、毎年6月頃にこんな感じで手帳の販売のメールが届きます。

中小企業診断士の登録者数が約3万人とすると、10人に1人は持っている事になりそうですね。価格は1冊500円前後で、一人で何冊でも申し込むことが可能です。

このメールに申込書が付いてくるので、必要事項を記載して申し込めば購入することができます。申込みは各都道府県の協会が取りまとめを行っているので、どこかの協会に所属していないと購入できなさそうです。手帳が欲しい方は協会に所属しましょう。

協会に所属すると中小企業診断士のバッジが貸与されたり、先輩診断士との繋がりができたり、協会からの仕事を受託できたりなんかのメリットがあります。千葉県協会に入会したい方はご連絡下さい

中小企業診断士手帳の見た目

中小企業診断士の見た目はこんな感じです。落ち着いた黒の見た目に輝く診断士のマーク、手触りはサラッとしていながら手になじむ柔らかさ。約500円なのは利益を乗せていないから?と思ってしまうほど、価格以上の高級感があります。

中小企業診断士手帳の中身

続いて手帳の中身を見てみましょう。

倫理規定

手帳の中身はオーソドックスなカレンダーで、まさに「手帳」という感じです。やっぱり診断士手帳の特徴は巻末の付録になるでしょう。普通の手帳であればメモのページや和暦西暦早見表などが掲載されていますが、診断士手帳ではまず倫理規定が掲載されています

「そうそう、ちょうど倫理規定の7条を知りたかったんだよねー。手帳に書いてあって良かった。」みたいなことは無いと思いますが。診断士にとって、高い職業倫理を維持することはとても大切であるというメッセージなのかなと思いました。

モデル契約書

倫理規定の後には「モデル委託契約書」と「モデル顧問契約書」が掲載されています。

「そうそう、ちょうど顧問契約書を作ってくるのを忘れたんで、このページをコピーしてどうにかしよう」みたいなことも無いと思いますが。顧問先に契約書の内容をお伝えするときに、「ほら、この手帳のこのページを元に作ってますよ。御社にとって不利益なことは書いていないですよ。」と、顧問先から信頼されるように掲載しているのではないかなと考えています。

西優
私もこの顧問契約書の雛形を使ってます!

中小企業診断士報酬

そして中小企業診断士の報酬。これは中小企業診断士協会が各県協会所属の会員診断士向けに行ったアンケート調査で、主に民間業務に従事している方の診断報酬の平均額を出したものになります。今日はこのページが紹介したくてこの記事を書きました。

主に民間業務に従事している方」については、中小企業診断士以外の方には分かりにくいと思いますので補足します。診断士の業務には大きく分けて、公的機関から依頼される業務と、民間企業から直接依頼される業務の2つがあります。

公的機関からの仕事には、商工会やよろず支援拠点などの相談窓口業務や、信用保証協会からの専門家派遣業務などがあります。都道府県によって報酬は異なると思いますが、1日2〜3万円が相場です。

民間企業から直接依頼される業務は多種多様で、それぞれの診断士が高い専門性企業の支援を行っています。

「主に民間業務に従事している方」というのは、相談窓口業務などではなく、民民契約で報酬を得ている診断士ということになりますね。ここに記載してある金額については、高いと思われる方もいれば、やっぱりそのくらいはするよねと思われる方もいらっしゃると思います。前者の方にはコンサルティングの前後でその効果をしっかりと確認していただいて、費用に見合った効果を実感して気持ちよくお支払いいただけたらいいなと思います。

この報酬額のページも、経営者の方にお見せして、価格をご納得いただけるように使うことができます。というか、診断士手帳にはこのくらいの使い方しか無いんじゃないかと思っています。

その他

その他には、各都道府県の協会の住所と連絡先、官公庁などの一覧、都道府県等中小企業支援センターの一覧、中小企業者等の定義一覧、西暦・邦暦・年齢早見表、印紙税額一覧表などが掲載されていますが、あまり面白くない内容なので省略します。

最後

今回は中小企業診断士の10人に1人は持っているのかもしれない、中小企業診断士手帳について紹介してみました。ちょっと珍しい手帳なので、多めに購入して支援先に配るのもいいかもしれませんね。

中小企業診断士手帳はその希少性から、数年前はメルカリやヤフオクで1冊5000円とかで販売されていました。今は需要と供給が一致して、1冊1000円くらいになっていますので、診断士以外の方で気になる方は、フリマサイトで購入してみるのもいいかもしれません。

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この記事を書いた人

千葉と東京を中心に中小企業の支援を行っている中小企業診断士です。千葉県中小企業診断士協会理事、生成AI研究会幹事。
2019年診断士取得、毎日着物生活は6年目に突入しました。穏やかな語り口と着物の見た目から、経営者の悩みを聞いたり、従業員の本音ヒアリングを得意としています。
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