先日、千葉県柏市にある「東葛テクノプラザ」にて、経営者・リーダー層向けのセミナー「生成AIを活用した組織の生産性向上実践セミナー(全3回)」の第1回目に登壇してまいりました。製造業、研究開発、商社など、多岐にわたる業種の経営者の方々にご参加いただきました。ありがとうございます。
生成AIの活用については、あちこちで登壇させていただいてきましたが、「組織の生産性向上」という観点では始めてですので、どうすれば参加者のお役に立つことができるのか、色々挑戦しているところです。

次回への挑戦:参加者の経営課題を生成AIで解決
今回のセミナーの最後に、私は参加者の皆様にアンケートをお願いしました。 一般的な生成AIへの質問ではなく、「現在、御社が抱えているリアルな経営課題」を教えていただきました。
アンケートの結果、そこには切実な悩みが書かれていました。
- 書類業務が多すぎて圧迫されている
- 社内の情報が散在していて非効率
- 少人数で回しており、これ以上の負荷に耐えられない
これを受けて、 次回(12月4日)の第2回から講義は、頂いたアンケート内容をもとに、全て作り変え中です。
教科書通りの「RAG(社内データ検索)の仕組み」を解説しても意味がありません。例えば「散らばった日報やマニュアルを、どうやってAIに読ませて、どう業務を楽にするか」。その具体的な解決策を、デモを交えて提案してみようかなと考えています。
組織で生成AI活用に挑戦
今のところ、AIは何でも解決してくれる魔法の杖ではありません。それでも、挑戦する中小企業の「時間」と「知恵」を増幅させる強力なブースターにはなると思っています。であればこそ、組織で挑戦する価値があると思うんですよね。
参加者の皆様から教えていただいた経営課題に対して、私がどうAIで解決策を提示できるか。これが私にとっての腕の見せ所になりそうです。
挑戦する組織の応援中!
私自身、2年前にギラン・バレー症候群という難病を患い、一度は死を身近に感じました 。そこから復帰した今、私の残りの人生のミッションは「誰かの挑戦を応援すること」です 。

現状に満足することなく、変化を恐れず、新しい技術を味方につける。そんな「挑戦する組織」を応援していきたいと思います。

